建築再生日記

建築を見たり読んだり聞いたりして、考えたことを記録するメモ帳

磯崎新

現代建築愚策論

初版は1961年であり、収録されている原稿は1958年から60年にかけて建築雑誌に発表されたものである。タイトルから執筆当時の愚作について書いているのかと思っていたが、実際は当時都市に生まれていた建築の新しい巨大さを示しつつ、そこに(フリーランスの…

日本の建築 歴史と伝統

本書の特徴は、五十嵐太郎が<日本建築史序説>と比較してまとめている。 建築史家の鈴木博之によれば、『日本建築史序説』は「日本建築史の全貌を把握し続け、その全体像を分かりやすく示すことが、太田先生の大きな目的であった」 『日本建築史序説』は通…